CLD (Causal loop diagram)

因果ループ図 (CLD) とは、関心のあるシステムの主要な要素及びそれらに影響を与える要素、影響を受ける要素を列挙し、要素間の因果関係を矢印で結びながら、要素間の相互作用(フィードバック)の構造を図式化するためのツール。

CLD の意味

図の要素

要素は

  • 要素 (変数)
  • 矢印 (因果関係)
    • +, , Same, S: 正の相関
    • -, , Opposite, O: 不の相関
    • ||: 遅れ
  • 円 (ループ)
    • R: Reinforcing loop (強化ループ)
    • B: Balancing loop (平衡ループ)

問題の変数化

主問題(イシュー)を変数化

変数の因果関係

矢印の向きが因果の向き

ループ

偽りの因果関係

  • 偽りの因果関係や相関関係に注意!
  • 因果関係がある => 相関関係がある のみが成り立つ

因果ループ図の作り方

7 つの steps

① 問いの設定

イシューとその時系列で確認

② ③ 主な関係者と重要な変数を挙げる

  • 関係者: ステークホルダー、アクター
  • 変数: 概念

④ 因果関係をで結ぶ

⑤⑥ ループを作り名づけする

  • 関係を可視化
  • 正しいか確認する

⑦ レバレッジポイントを探る

真因を特定してストーリー化

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